講座レポート

NO.74初冬の里山歩き

~武蔵五日市・秋川をめぐる

  5月に埼玉の「野火止用水と平林寺」をご案内下さった樹木研究家の秋山好則さんと、初冬の秋川周辺を巡った。
コース:武蔵五日市駅~阿伎留神社~広徳寺~秋川右岸流域~光厳寺~子生神社~駅
  雑木林、谷戸、川、里を巡り、途中途中に由緒ある古刹を訪ね、アップダウンもある変化に富んで飽きることのない好コースだった。
  歩きながら、孟宗竹と真竹の見分け方、モミとカヤの見分け方などなど、先生は目についた植物を次々に指し示しながら解説してくれる。とてもいっぺんに覚えきれないが、木々の固まりでしかなかった林、緑の縁取りでしかなかった民家の生垣から、ひとつひとつ個性をもつ植物たちがくっきりと浮かび上がってくる。
  時折氷雨がぱらつき、枯れた初冬の魅力がいっそう際立つ一日だった。

    
   古刹「広徳寺」山門              秋川沿いに雑木林の道が続く。まだ紅葉が残っていた。
   
秋山先生(右)と参加者の皆さん        光厳寺に登る坂道から里をのぞむ