NO.57ゼロからはじめる家庭菜園実習
(2003年8/31、9/14 神奈川県伊勢原市 高梨農園)
「ゼロから始める家庭菜園実習」は、畑を借りて、ゼロの状態=土作りから作物栽培を勉強しようという講座。第一弾は今年2月から、埼玉県美里町でスタートしている。第2弾の伊勢原教室は、地元の農家高梨勇さんご夫妻と奥さんのお兄さんの小俣武夫さんにご協力いただくことになった。
8月31日の第1回目。初顔合わせの受講生13名は、ほとんどが畑の初心者。早速、高梨さんの案内で裏山の畑に登る。まずは、堆肥を鋤き込みんで石灰を撒き、土作り。そこへ、ダイコン、ハクサイ、コカブやホウレンソウなどおなじみの秋冬野菜のタネを蒔く。畑のあいたスペースには、タマネギ、ブロッコリー、レタスなどの育苗床も作った。みんな慣れない農作業と暑さにへばり気味だったが、高梨さんが事前に植えておいてくださったラッカセイの収穫を始めると、元気復活。第1回目は無事終了した。
さて、2回目の9月14日。せっかく蒔いたタネだったが、この9月の猛烈な残暑と雨不足で、発芽状況は芳しくない。小俣さんの指導で、タマネギなどタネを再度播き直す。コマツナのタネを蒔き、キャベツ、ブロッコリーの苗を定植。苗の南側にはマキの剪定枝を挿して、日よけ代わりにした。前回収穫したラッカセイ畑の跡地は、鍬で掘り起こして天地返しをし、太陽に当てて殺菌する。
お昼を挟んで午後からは、車で高梨家の柿畑へ。9月に熟す早稲の柿もぎをさせていただいた。高枝バサミを駆使する人、ヒョイヒョイと木に登る人、みんな子供のように柿もぎに熱中。さらに、小俣さんの自家菜園にも寄って、シソやゴーヤなどを収穫させていただき、今日もどっさりおみやげを抱えて解散となった。