NO.55大豆の播種
~そば・大豆・小麦栽培実践講座~
(7/6 埼玉県入間市 加藤ファーム)
7月6日日曜日、この日が加藤ファームにおける大豆の播種第1日である。通常大豆の種まきは5月中に行うのだが、無農薬・無科学肥糧栽培を実践している加藤さんの畑では、花咲時の虫の害を避けるため、毎年7月10日前後を選んでいる。
土壌改良を目的に小麦収穫後の畑をトラクターで2度鋤きこんだ畑で、機械蒔きと手蒔き作業を行った。
午前:入間市二本木の畑・味噌作りに適する大豆「さやなみ」
午後:入間市の畑・「黒大豆」
作業手順:[手蒔き]の場合
①大豆に木酢液を振りかけとマリーゴールドの種を少量加える。(写真右・下)
・紫斑病やキジ・ハトなどの鳥の被害を避けるため、コーティング剤の変わりに用いる。
②畝幅取り。(80~85cm幅が最適)
・82.5cm幅の2本の棒を用意しておく。
畑の両端に一人づつ立ち棒を使って幅を取り、その棒を立てる。
棒に沿って長縄を引っ張り合って筋を作る。それを繰り返す。(写真上)
③1穴2粒、約15cm間隔(黒大豆は大きいので約20cm間隔)で種を蒔く。
・2粒づつ蒔くのは、発芽から成長時2本が絡み合うことで、強くなるため。
④1cm程伏土する。
⑤後を踏みつける。・表面の乾燥を避けるため。
低圧をかけた機械蒔きの発芽率は99%にも上るが、それに比べ手蒔きの方は発芽率が悪いため、ほとんどは機械を使用している。が、この日、参加者全員が畝作りから手蒔きまでの一連の作業を協力しながら行ったおかげで、多くを学んだ。
自分の菜園に大豆を持ち帰って、早速種蒔きだ!!
*写真は3点とも受講生山中俊男さん撮影。