NO.26プランターでの野菜栽培
(2002年4/13 東京都生協連会館/講師:米安晟 東京農業大学短期学部名誉教授)
コツさえわかれば、プランターでも大収穫!
野菜栽培の講義でおなじみの米安先生に、今回は、プランター栽培のお話をうかがった。いい苗の選び方、土作り、野菜別の肥料の施し方など野菜つくりのABCを説明していただいた後、教室の一角にセットしたプランター実習コーナーで、 実演しながらの講義。土の入れ方、土の盛り方、苗や種まきの場所、無駄のない水遣りの方法など、合理的で効率の良いプランター栽培のコツを教えていただいた。上手に育てれば、マンションのベランダでも充分家庭菜園を楽しめそうだ。
<プランター栽培=土の入れ方のコツ>
★土の盛り方:中央が盛り上がった凸型に盛る。四方のへりは、板などで軽く溝を作って、水のたまる「ウォータースペース」にする。中央のへこんだすり鉢型にすると、真ん中に水がたまって均等に水が行き渡らないばかりでなく、たまった部分が根腐れしやすくなる。
★土はたっぷり入れる。いったん入れたら、とんとんと軽く床に叩きつけと、かさが減るので、さらに土を入れる。ただし、上部2cmは、ウォータースペース用にあけておく。
★土の表面は、隅から隅まで、四方を無駄なく使うと、葉ものなど、たくさん収穫できる。