NO.17豆・豆講座
(2001年11/18 長野県原村)
最終回は、手作り豆腐に挑戦!
冬の訪れが早い八ヶ岳山麓、原村の講座は今日が歳収め。春から栽培してきた大豆を使って手作り豆腐に挑戦するのがメインテーマだが、やはり自家栽培した小豆を使った羊羹作りのおまけ付きという美味しい講座だ。
指導は、お馴染み木下みわさんと八ヶ岳在住2年の愛弟子荒野さん。いずれ劣らぬ食いしん坊の生徒の面々は、一つも見逃さぬよう真剣なまなざしで臨んだ。
豆は乳黄色の大豆に淡緑のひたし豆と紫黒の黒大豆、と3色の彩りが美しい。まず、一晩水に漬けておいた大豆をミキサーにかけ呉を作る。この呉をぐらぐら煮立ったお湯にお玉で1玉ずつ浮かべていき、弱火で煮る。豆腐らしいかおりが出てきたところが煮えどころで、このアツアツを布袋に入れて絞り出す作業が一つの山。二人ががり三人がかり?で呼吸を合わせながらすばやく絞り上げるのが肝心だ。ご家庭ではビニール袋をはめて、くれぐれもやけどにはご用心!
さて、こうしてできたのが豆乳とおからかと妙に感心しながら次の作業に移る。温め直した豆乳をお玉で混ぜて渦巻きを作った中に、にがりを逆周りで回し入れていく。20~30分ねかしてから豆腐箱に入れ軽く重石をして待つこと再び20~30分。ようやく豆腐の完成。2カップの大豆からできた貴重な2丁分の豆腐を目の前にして、それにしても豆腐作りは手間ひまかかる、を実感した。お腹もちょうど空いてきたところで、みわ工房前広場の焚き火を囲んでいよいよ昼食会が始まった。できたてのなめらか豆腐におからの炒り煮、地元のお仲間が作ってくださったお惣菜も美味しく、薄っすら白く雪を頂いた八ヶ岳を背景に、幸福感を味わいながら笑いとおしゃべりあふれる食事は続いた。
黒豆、ひたし豆の豆腐は珍しい
熱いので注意!
宴たけなわ