講座レポート

NO.8そば栽培と本格そば打ちまで

(2001年8/12 群馬県新治村)
種まきから刈り取り・脱穀、そば打ちまで―”蕎麦のフルコース”講座のスタート
  今日から11月にかけて3回行われる新治村のそば講座。種まきから刈り取り・脱穀、そしてそば打ちまで、そばについてフルコースで学ぼうというもの。あいにくの雨模様だが、世話役兼講師の本多さんの畑に集合した面々はやる気十分。本多さんの厳しくも懇切丁寧な指導のもと、鍬で溝を切るところからスタートする。鍬が手の延長の如く一体化してヒョイヒョイと溝をきっていく本多さん。見れば簡単そうであるが、実際はそうはいかない。慣れない手つきで溝を切る人の後に、種まき係り、その後ろに土かけ係りと3人一組になって、そばの種まきだ。雨も降ってきて、土はぬかるみ、しょぼしょぼに濡れながらの作業。終わる頃にはみんな鍬使いにもなれ、自信もついたようだ。
  それから、鳥除けようのテープ張り。そばの種はハトなどの大好物で、人が種をまき始めると、早速あたりに飛んでくるという。「”トテ-ポッポ、タネマケ、タネマケ♪”って鳴きやがる」と本多さん。みんな笑いをかみ殺しながら、畑の端から端まで幾何学模様のようにテープを張り巡らす。2~3週間後に一回、土寄せをして、刈り取り予定は10月半ば。その日を楽しみに、畑を引き上げた。
  ちょっと遅めのお昼は、本多さんの手打ちそば。石臼で粉をひくところから、見学する。こねる時は、何度も部屋の戸を開け閉めし、温度に気を配る。そば打ちは、実にデリケートな作業なのだ。麺棒で延ばす作業は、各自体験。11月の最終回のそば打ち講座の予行練習といったところ。築300年あまりの古民家「こ雲台」のお座敷で、打ち立てそばに舌鼓。帰りには、近くの温泉に寄っていく人もいて、充実した夏の一日となったようだ。

本多さん(左)も受講生も真剣