NO.7小麦の講座
(2001年7/15 茨城県石下町)
最終回。手塩にかけた小麦を、手作りの石窯で焼く。このパンの味は、忘れない―。
「朝から暑い!」肌を射す太陽に輝くトウモロコシ畑越しに筑波山が悠然と姿を見せていた。連日の猛暑にもかかわらず「小麦を栽培して食べる講座」の最終日には受講生をはじめ、受け入れ農家である長塚さんのお仲間たちが集まり、自分たちで作った石窯で料理に挑戦した。
振り返れば、2月の麦踏から始まった当講座は5ヶ月の長丁場で、季節も冬から春、そして夏へと移った。試行錯誤の繰り返しでようやく完成にこぎつけた石窯作りや、炎天下でへとへとになりながら刈り取りと脱穀作業を終えた小麦栽培など、決して楽ではない作業の連続であった。が、受講生のみなさんは粘り強く仲間意識を高めながら自分たちの講座を築き上げ、それにスタッフ一同が逆に励まされた形となった。
畑から取り立てのあま~くて香ばしいトウモロコシやホクホクのジャガイモ、地粉農林61号を使ったピザや天然酵母パンに舌鼓を打ちながら、笑顔で講座は幕を閉じた。
骨組み完成!
火加減はどうだろう?
大収穫!
石釜焼きたての天然酵母パン。クルミとレーズン入り