講座レポート

NO.4ドライフラワーと野草摘み

(2001年7/1 長野県原村)
初夏の蓼科高原は、可憐な野の花がいっぱい!
  昨年も人気が高かったこの講座、その魅力のひとつは、木下みわさんと巡る山歩きにある。地元の原村を中心に、八ケ岳、蓼科近辺の山と、そこに育つ野草や山菜、きのこを知り尽くしているみわさん。そんなみわさんと歩けば、なにげない道端の草や花にも名があり、食べたり薬になったりすることがわかり、野や山が今までとは全く違ったものに見えてくるから不思議だ。
  さて、今日はどこに行くのだろう。それも、みわさん次第。季節と天気をみて、あそこならあの花が見ごろなはず、と当たりをつけるのだ。「今日は、八子ヶ峰の方へ行こう」。行き先決定。2台の車に分乗し、出発。初夏の蓼科高原を北上。天気も上々、青空と緑の山々がすがすがしい。  お昼は八子ヶ峰の麓で。木陰に陣取り、お弁当を広げる。冬はスキー場になる山の斜面を上がっていくと、まだ山ウドがたくさん残っている。「豚汁に入れるとおいしいよ」と、みわさん。花もいろいろ咲いていた。籠や素焼きの花瓶に挿したら似合いそうな、可憐で素朴な野草たちだ。両手いっぱいに野草や山菜を抱え、みわさんの工房に帰る。途中、みわさんの花畑を見学。千日紅や二ゲラ、ラムズイヤーや貝細工など、ドライフラワーの材料になる花々が植えられている。次回、夏の終わりには一面色づいていることだろう。名残惜しいが、その日を楽しみに解散。

雄大な蓼科山を横に見ながら

みわさん手製のリー ス。工房は作品で埋もれそう。