NO.94農家に学ぶ「季節の献立・保存食」
(11/25 神奈川県横浜市)
横浜市青葉区、「こどもの国」に隣接した美しい里山に、三澤百合子さんのお宅はあります。三澤家は代々の農家で、今はナシを中心に米や野菜など多種の農産物を生産。百合子さんは、農作業の傍ら、県内の仲間と農産物の加工や料理の技術交流を通して、食のあり方を考えてこられました。 畑からとれる季節の素材を生かした農家の家庭料理、ハレの日の伝統食や保存食には、大きな魅力があります。今回は、秋の収穫物を使って献立を用意していただきました。特に、コンニャクイモで一から作るコンニャク作りや、薄焼き玉子から作るお吸い物用の”菊の花”には、みんな大感激。菊の花は、長方形に焼いた薄焼きタマゴを半分に折り、切れ込みを入れて端から巻き、中心部を茹でた三つ葉で結びます。結び目をつまんで切れ込みを広げると、パッと菊の花が咲く。ここでワァっと歓声が上ります。中心部に練り梅をちょんと添えて、出来上がり。繊細な手作業ですが、三澤さんの簡潔で的確なご指導のおかげで、コンニャク作りと並行させながら、スムーズかつなごやかに進みました。ほかに、失敗しない黒豆の煮方や青梅の甘煮の作り方など教えていただき、早速お正月に・来年の梅の時期にやってみようと、みんな熱心にメモ。お土産に、作ったコンニャク(刺身にしても良し、ステーキも良し)、三澤さん手製の貴重なカリンの水あめ(ルビー色がきれい!)などいろいろいただき、帰りには色づいて秋まっさかりの里山を散策して、思い出に残る一日を過ごしました。
<コンニャクができるまで>
①→②
→③
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④→⑤
→⑥
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⑦→⑧
<菊の花(たまご)を作る>→
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<いただきます!>