『都市と環境の講座―京都編―』 の講座案内

2013秋の京都講座―琵琶湖疏水沿い巡りと奈良・今井町を訪ねて

~京都水巡りと奈良の町家を歩く~
 2004年以来、8回目の京都は、「水」を巡ります。2009年の水巡り講座では、鴨川と豊富な地下水から湧き出る井戸などを訪ねました。今回はもう一つの京都の水源「琵琶湖疏水」を巡ります。東京遷都によって元気をなくした京都を復興するために、琵琶湖から水を引き、飲料水と商工業振興ための水路開発の大事業がなされました。南禅寺周辺(写真左下)には疏水を引き入れた多くの庭園や別荘があります。お話と散策は以前お世話になった『カッパ研究会』の鈴木康久さんにお願いしました。『浜作』で美味しい京会席をいただきながら、簡単なレクチャーをしていただきます。勢いよく流れる疏水に沿って1時間ほど散策。『並河邸』(写真左上)は疏水を引き入れた庭を持つ京町家です。またここは並河靖之七宝記念館でもあり、美しい七宝をご堪能下さい。
翌日は奈良に移動。今井町を訪ねます。中世・近世の町並みが残り、今もその町家に人々が暮らしている貴重な町です。*重要伝統的建造物群保存地区に指定され、その広さは我が国随一です。16世紀に一向宗の門徒が自衛のために堀を巡らし、町を作りました。その後いろいろな変遷がありましたが、大坂や堺との交流で商業都市に変貌します。自治的特権が認められ、町が行政を担いました。駅周辺の喧騒を離れ町に入ると、江戸時代にタイムスリップしたような感覚を覚えます。それぞれの役割や商売をしてきた町家もいろいろな形式があります。  
案内はボラティアガイドさんにお願いしました。昼に解散ですがその後、橿原神宮・長谷寺などに足を延ばされてはいかがでしょうか。
*伝統的建造物群及びこれと一体をなしてその価値を形成し環境を保存している地区。今井町は寺内町として平成5年に選定されました。

日時:2013年10/5~6(土・日) 11:00~翌日昼過ぎ *現地集合・解散
コース:10/5(土)=11時集合~16時半頃解散
    祇園割烹「浜作」→琵琶湖疏水記念館→疏水散策→水路閣→疏水を取り入れた庭園(並河邸他)
    10/6(日)=9時半集合~12時頃解散
    近鉄京都線「大和八木」駅集合→今井町(奈良県橿原市)町並み散策、町家見学(今西家、高木家他)

案内:カッパ研究会、橿原市観光ボランティアガイド
参加費:22,000円(会員) 25,000円(非会員)
*見学・入館料、昼食、京都内移動タクシー代、保険料込み
    *現地までの交通手段と宿は各自手配して下さい。
定員:15名

並河邸

並河邸

水路閣

南禅寺・水路閣

今井宿

今井町

*終了しました

2012冬の京都講座―町家見学と祇園町巡り&大山崎「聴竹居」を訪ねて

京都町家と町巡り講座は2004年より始まり、中京と上京・西陣地区と巡ってきました。今回は祇園地区を巡ります。
 祇園に入る前に、中京区の松村家を訪れます。町家といえば坪庭に灯籠、走り庭(台所)、表間口は狭く奥に長いなどのイメージがあります。これは店と住居が一緒になっている表屋造りという町屋の代表的な作りです。松村家は元呉服白生地問屋で、大きな表屋造りです。見学をしながら町家の特色、町衆の生活などのお話を伺います。

京町家・松村家 
 昼食は祇園割烹「浜作」で京会席をいただきます。冬の京野菜料理はおいしい!さらに器も素晴らしく、両方をご堪能下さい。
 午後からは祇園町巡り。祇園をめぐる東山一帯は京都盆地の中でも早くから開けた地域で、祈りと祭りの場所です。四条河原では歌舞伎が生まれ、芝居小屋が建ち並んで芸能の中心となり、また白川沿いや祇園社(八坂神社)の門前には、参拝者をもてなす「お茶屋」が生まれました。
 高度成長期の開発で伝統的景観が失われようとしますが、1974年に東山八坂・祇園新橋は国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、洗練された町並みが残りました。
今回は町家内部見学も予定しています。案内の吉田秀雄さんは、京都市都市計画局で景観行政の最前線に関わり、「京都祇園南側地区景観整備」を担当しておられました。祇園の町をどのような視点で見て回るか楽しみです。
 翌日は、京都市の南西・大山崎町の近代建築2か所を見学します。「聴竹居(ちょうちくきょ)」は、1928年に建築家・藤井厚二が、自宅を「日本の気候・風土にあった日本人の身体に適した住宅」実験として建てました。次に「アサヒビール大山崎山荘美術館」へ。実業家・加賀正太郎の山荘で、昭和初期の洋館です。濱田庄司、河井寛次郎などの作品が展示されています。安藤忠雄設計の新館ではクロード・モネの『睡蓮』も見られます。どちらも庭園が素晴らしいです。

日時:2012年1/28~29(土・日) 11:00~翌日昼過ぎ *現地集合・解散
コース:28日/中京区松村家→昼食・祇園「浜作」→祇園町巡り(祇園新橋→白川北通→花見小路→西花見小路→青柳小路通)
    29日/「聴竹居」→アサヒビール大山崎山荘美術館
案内:松村篤之介(京町家友の会会長)
    吉田秀雄(元畿央大教授・元京都市職員)
参加費:22,000円(会員) 25,000円(非会員)
*見学・入館料、昼食、保険料込み
    *現地までの交通手段と宿は各自手配して下さい。
定員:15名

■終了しました。