町田里山作業日記
東京都町田市、多摩丘陵の一角にある会員・0さんご自宅の里山。美しい姿で保全されていますが、田んぼと畑がほとんど手を入れていない状態で、Oさんからもっと活用したいとのお申し出がありました。
2006年夏、まず畑の土作りからスタート。野菜・小麦を植え、2007年には田んぼ2枚をよみがえらせ、ひとめぼれを収穫しました。 2008年は田んぼを3枚に増やし、コシヒカリともち米を収穫。大豆も作りました。2011年からは町田市の親子6家族も米作りに参加して、パワーアップ。里山で汗を流しながら、四季の移ろいや自然の恵みを楽しんでいます。
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・田んぼ草取り二回目
・夏野菜の肥培管理
暑い!梅雨も前日、早々と明けてしまった。今年も去年並みの猛暑を覚悟はしていたが、それにしても暑くなるのが、ちと早すぎるではないか!この暑さ、9月まで続くんだろか…?。
田んぼの草取りは、二回目。前回から2週間の間に、ホテイ草が一面にはびこっている。よくもまあ、毎年毎年、こんなに生えるもんだ。花のつかないうちに取っているつもりなのに、どうしてタネが残っちゃうんだろ?せめてものすくいは、根が抜きやすいこと。取ったあとがきれいになって、やったかいがはっきり見えること、くらい。
田んぼ班と町田ファミリーを残し、何でも班は畑へ。暑くなって、ゴーヤ・モロヘイヤ・赤シソなどぐんぐん伸びてきた。トマトは、ミニ・赤と黄色のアイコ、紫トマトなどたくさん成っている。今日はホントは、ネギの定植と、ニンジンの種まきの予定だったが、暑さでみんなゆでダコのようにうだり、バテバテ。熱中症も心配され、収穫と施肥、ちょびっと草取りして終わりにする。上の畑に残っているジャガイモも気になるが、誰も掘りに行こう、とは言い出さない。飲み物ごくごく、スイカぱくぱく、塩あめや梅干し舐める人、保冷剤で冷やす人、それぞれの熱中症対策で精いっぱい。「田舎の学校」も10年になるが、数年前まで、熱中症なんて心配したことはなかった。ここ2~3年の暑さは、それまでの常識が、もはや通用しなくなった感じです。
かくして、「イモ掘り」「ネギ定植」「ニンジン種まき」と、たくさんの課題を次回に先延ばし、今日は撤収。みなさん、ゆっくり昼寝して、身体を休めて下さい。


・田んぼ草取り一回目
・ジャガイモ初堀り
・ニンジンとネギ用の土作り
・夏野菜の肥培管理
田植から約1か月。イネも根付き、雑草もそろそろ生えてきた。第一回目の草取りです。町田のファミリーたちも集まって、3枚の棚田を草取り。まだ、根付きのやわらかい、抜きやすい雑草が多い。イネの周りを両手でかき回し、草を抜く。去年よりずっと人手が多く、予想より早く終わった。
畑に移って、夏野菜の肥培管理。う~む、なんか、パッとしないなあ。旺盛に育っているのは、トマトとズッキーニくらい。あ、いつも元気なニラも。ゴーヤやトウガンもまずまず、か。かわいそうに、モロヘイヤはズッキーニの隣で、草丈わずか30㎝くらいなのに、もう黄色い花を着けている。異常事態、危機感から花をつけたんだろうなあ。水はけの悪そうな場所だし、苦しいのだろう…。
さて、嘆いてもいられない。季節は巡る。次回はもう7月、そろそろ、ニンジンのタネまきもしたいし、苗床で育てているネギ苗も定植したい。マメの跡地と、ニラの横の空き地をサラダで耕運。苦土石灰と化成肥料をまいて、さらに耕運。次回に備え、土作りをしておく。
今日のお楽しみはジャガイモの収穫!下の作業が終わると、みんないそいそ上の畑に上がっていった。今日は1/3ほど掘ったとのこと、今年も特大サイズはないが、きれいな肌の手頃の大きさのイモが無事収穫できた。春先は、気温が低くて生長が遅く、ひどく心配したものだ。一喜一憂しながら、最後までわからないものだ…。
今日は田んぼに畑にイモ掘りにと大忙しだったが、短時間に集中して仕事ができました。みなさん、おつかれさま!


・サツマイモの定植
・ソラマメ片づけ
・夏野菜の肥培管理、支柱立て
6月の定例作業は、サツマイモの定植。今年の苗は、ちょっと元気がないが、なんでもよくできる山の上の畑の力で、なんとか育ってほしい。畑の隅に積んだ落ち葉の腐葉土、米ぬか、灰代わりのもみ殻燻炭など、あるものを使う。
それにしても雑草のすごいこと!4月はまだちょぼちょぼだが、5~6月、雨が降ると一気に増殖する。丈もぐんぐん伸びる。畝周辺の草を抜く。草丈の高いのをざっと抜いた後、トラクターをかける。刈払機も登場。マンパワーと機械で、雑草と戦う。
下に降りて、今日はタマネギとソラマメを全部収穫してしまう。タマネギ、例年のように、丸い小さめのころころ型。大きく扁平形に育ったのは、数個だけ、だ。ソラマメは、外のさやが真っ黒でも、案外中のマメはきれいに元気なものだ。。今年もアブラムシに負けず、がんばってくれた。
トマト、ナス、ピーマンに本支柱を仕立てる。ナスには、アブラムシよけのシルバーのぴらぴらテープも張ってみる。畝横に、浅い溝を切って、施肥。
ところで、この里山には人間以外にもいろんな”住人”がすんでいる。Oさんのお母さんがよく見かけるのは、ハクビシン、野うさぎ、タヌキとのこと。トウモロコシは引き倒され、イモは掘り返されるし、近所の農家ではイチゴも食べられてしまうとか。今期、我々の畑はサトイモの芽をかじられた。共存共栄・お互いさまで、食べられてしまうならまだしも、ただのイタズラは一番困りもの。芽をかじり取られたサトイモは、復活するだろうか。


・田植え
台風が通り過ぎた5月の最終日曜日。これで、5年連続・雨の田植えとなった。
今年は、棚田2枚にうるち米、残りの一枚にもち米を植えた。うるち米は「キヌヒカリ」という品種。ひとめぼれ、コシヒカリと作ってきたが、これはどんな食味だろうか。元肥は入れたけど、収量はどうだろう?
雨が強くなってきたため、畑の方は作業ほとんどできず。サトイモを植え足して、ラッカセイも追いまき少し。サヤエンドウを全部抜いて、残っているマメを摘み取る。ピーマンの支柱立てができなかったのが心残り…。
・ナス、トマト、ピーマン支柱立て
・ゴーヤのネット張り
・オクラとラッカセイのタネまき
・前回定植した夏野菜たちの、本支柱を立ててやらねば。トマトはすくすく育って、実をつけ始めているし、ズッキーニも花が咲いているのに、、ほかのものたち、特にナスはさっぱり。定植時とほとんど変わっていない。
・ゴーヤはネットを張る。以前キュウリに使ったネットが残っていた。相変わらずこの畑の土はかたく、支柱を立てるのに難儀する。
・オクラとラッカセイをまく。オクラのタネは、前の晩から水に浸しておいた。ラッカセイのタネ、タネ袋にわずかしか入っておらず、みんながっかり。
・ネギの苗床、間引きをする。7月の定植までに、鉛筆くらいの太さになってほしいけど…。
・今年も、サヤエンドウは大収穫だった。やはり、採り頃を過ぎてころころしたのが多かったが、上の方にはちょうどいいのもたくさん。太ったのは豆ごはんにするといいですよ、とOさんのお母さん。グリーンピースごはん、というわけだ。ソラマメも、アブラムシに負けず、きれいなさやが成った。次回もまだまだ採れそう。



・田んぼの代かき
・ジャガイモ追肥と土寄せ
・夏野菜の定植
・田んぼ組は、代かき。町田のファミリー数組も入って、大人数で効率よく、3枚の田を耕した。今月末には、田植えです。
・ナス、ピーマン、ミニトマト、中玉トマト、トウガン、ゴーヤ、モロヘイヤ、オクラ、赤シソ、ズッキーニの定植。一気に!ゴーヤ、モロヘイヤ、オクラ、ズッキーニ、赤シソは、メンバーのリクエストにこたえて。ゴーヤやズッキーニを作る代わりに、今年はキュウリは、やめにした。これらウリ科のものたち、隔週菜園では、採り頃を逸し、実が大きくなりすぎて木は弱るし、管理が追いつかないのだ。
・トマトも今年は大玉をやめて、ミニと中玉に。色、形はさまざま選んだ。三鷹の石井農園では、紫トマトや黄色、オレンジなど多種のトマト苗を作っている。ピーマン、パプリカの苗もたくさん見せてもらって、植えてみることに。
・サヤエンドウ、たくさん白い花をつけ、初収穫。ピークはおそらく、一週間後くらいだろう。次回作業は2週間後だから、実が膨らみすぎてるかも。ソラマメも、成り始めている。アブラムシは黒もの緑のも、びっちりたかっている。摘芯して、竹酢液を薄めてじょうろでかけ回す。銀のぴらぴらテープやらCDをたくさんぶらさげたので、光り物効果で、少なめに感じる。
・雑木林では森林インストラクターのNさんたちの活躍で、下草がきれいに刈られたところから、キンランや、ホウチャクソウ、十二単があちこちに出始めた!林床に光が入るようになって、咲き始めたのだという。それにしても、目を見はる変化だ。

・サトイモの定植
・夏野菜用畝作りとマルチ張り
・三鷹で手に入れたサトイモを定植。
・夏野菜用の土作り。サラダで耕運、畝を作る場所に溝施肥をして、黒マルチを張る。マルチを事前に張っておき、次回定植するまでに地温を上げておく。
・ソラマメ、アブラムシが付き始めている。ゴム手、歯ブラシなどで落とす。竹酢液もかける。
・ジャガイモ、やっと育ってきて、ひとまずホッとする。
・タケノコ掘り、ワラビ、セリ摘み。


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