ゼロから始める家庭菜園実習-埼玉美里教室
(2010年4/10 埼玉県美里町)
埼玉県北部・美里町、国道254号線沿いにある見晴らしのいい畑。ここでの教室は、2年ぶりです。昨年は定員割れで催行できませんでしたが、講師の茂木先生のご指導をもっと受けたい、ぜひぜひ、の声が多く、今年はめでたく開講の運びとなりました。先月から始まった今年の講座は、土作り・ジャガイモの定植が終わり、今日は八つ頭の定植です。作業の前に、マルチの使い方や堆肥、土作り、かん水の方法など、大切な栽培技術のお話がありました。先生は、長く農業改良普及員として農家の指導にあたり、現在は農業生産法人「みのり」でブルーベリーや野菜の生産・販売に携わっています。「田舎の学校」で講座をお願いしてからはや7年。プロの農家向けにも、実際の生産にも、また素人の家庭菜園栽培にも精通している、「農」のマルチプレーヤーともいうべき方です。
まず、黒マルチを張り、その後株間45センチで、植え穴をあける。あらかじめ45センチにカットした棒をものさし代わりにします(写真左)。植え穴の深さは10センチ。これは、三角クワの柄に10センチの印をつけておき、ガイドにします(同中央)。身近なものを目安に、”測る”ことが重要。タネイモは芽を上にして、植えていきます(同右)。この八つ頭は丸く育つそうで、うまくできれば、ソフトボール大で、とてもおいしい、とのこと。11月の収穫が楽しみです。
ハーブ栽培実習-船橋教室
(2009年7/11 船橋市 飯島農園)
吉本ふじ子先生のハーブ基礎教室。飯島農園の野菜畑の隣に、美しく手入れされているハーブ畑で、今日はハーブを容器に寄せ植えしてみる。先生の用意してくださったハーブ、畑のハーブから、好きなものを思い思いに選び、容器も丸い鉢、長方形のどちらか選んで植える。イタリアンパセリ、スイートバジル、スイートマジョラム、セージ、タイム、チャイブ、ディル、ナスタチウム、ローズマリー、エキナセアなどなど。背の高いものは後ろに、垂れ下がるものは手前に。まず、ポリポットのままで配置を試してみてから、土を入れて移植する。 ティータイムには、先生お手製の和菓子、ラベンダーウォーター、レモンバーベナのハーブティーを楽しむ。そろそ終わりのラベンダーの花を摘んでお土産に。
月一回だから、気軽に始められる
(2009年6/22 埼玉県滑川町 埼玉元気農業塾)
埼玉県滑川町周辺は耕作放棄地が多い地域。その畑を利用し、月一回の農作業クラスです。「田舎の学校」では新しい試みのクラス。比較的管理が楽な野菜・保存のきく野菜を選んで栽培実習します。予定は、ジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシ、エダマメ、ニンジン、ハクサイ、ダイコンなど。畑に頻繁に通えない人や、まだ農作業に自信のない人、子どもと一緒に農作業を楽しみたい方たちにもおすすめです。指導と日常の管理は「埼玉元気農業塾」の北岡さんたちが担当してくださり、収穫に来られない場合も宅配OK。
今日は4回目。ちょうど3ヶ月前、第一回の3/22に植えたジャガイモの収穫です(バックナンバー97号参照)。先月の除草にもかかわらず、畝間に雑草がうっそうと茂っています。50mの畝2本に、30cm間隔で植えたダンシャク。スコップで試し掘りすると、大きなイモがごろごろと出てきました。これは、期待できそう。ざっくりとクワを入れ、その後地上部の葉茎を抜き取り、土の中からイモを掘り出します。取り漏れのないよう、手を土深く入れて、イモを探ります。一畝50mを手作業で掘っていくのは、結構な重労働。さらに、予想以上の大収穫だったため、運び出すのにまた一苦労。結局、一人当たり約30kgにもなりました。様子を見に来てくださった「田舎の学校」美里教室の茂木先生から、ジャガイモと手羽先のコーラ煮など、料理方法を教えていただく。次回は、トウモロコシの収穫予定。
月一回だから、気軽に始められる
(2009年3/21 埼玉県滑川町 埼玉元気農業塾)
埼玉県滑川町周辺は耕作放棄地が多い地域。その畑を利用し、月一回の農作業クラスです。「田舎の学校」では新しい試みのクラス。比較的管理が楽な野菜・保存のきく野菜を選んで栽培実習します。予定は、ジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシ、エダマメ、ニンジン、ハクサイ、ダイコンなど。畑に頻繁に通えない人や、まだ農作業に自信のない人、子どもと一緒に農作業を楽しみたい方たちにもおすすめです。指導と日常の管理は「埼玉元気農業塾」の北岡さんたちが担当してくださり、収穫に来られない場合も宅配OK。
まずは土に触れ、収穫を楽しんでみよう!ということで、今期は5名が参加。第一回の今日は、ジャガイモの定植でした。森林公園に程近い広大な畑の一角、まず堆肥をまき、管理機で溝を切って、50mの畝を作ります。ダンシャクのタネイモを30cm間隔で植付けました。農作業初めて、という参加者もいて、みんな楽しそうに汗をかいていました。
作業後、元気塾の瀬山さんが作ってきてくださったおはぎ、おむすびや農場の野菜を使った漬物などごちそうになり、みんなでほおばりました。
このような形で耕作放棄地がどんどん活用されることを願っています。
(2009.1.11、2/22 伊勢原市・高梨農園/小泉ナーセリー)
冬の恒例、「果樹剪定講座」。恵泉女学園大学の小林幹夫先生の指導で、今年で5年目になります。当初伸び放題だった高梨農園の柿畑も、徐々に樹形が整ってきました。毎年参加して、同じの木を手入れし続けている方もいます。また、今年は、前日1/10の教室講義で東京農大の宮田正信先生の講義を聴いた参加者もいて、理解も深まった様子。
剪定に欠かせないのは、なにより「観察」。360度、あらゆる角度から木を見つめ、どの枝を残し、どこを切るか。さらに、来年以降の剪定見通しも立てる。いっぺんに仕立てられないのが果樹の難しいところ。長期計画で考えることが肝心です(写真上左)。方針がかたまれば、あとは切るだけ。脚立にのぼり、のこぎり、剪定バサミで仕立てていきます(写真上右)
2/22は、柿の仕上げ剪定と、午後から市内の「小泉ナーセリー」に移動してブルーベリーの植付けと剪定。ハーブ教室でご指導いただいている小泉美智子先生宅には、ハーブや野菜だけでなく果樹もたくさんあります。ブルーベリーは、30年ほど前、まだ日本でブームになるはるか昔に定植したものが、大株になって茂っていました(写真下右)。
畑の空いているスペースでは、植付け方法を学ぶ。先生のデモンストレーションの後、みんなで穴を掘って新しい苗を定植。また、ポット栽培の場合の植え替え、土の種類などもお聴きしました(写真下左)。来年は今年植えたブルーベリーの剪定もできるでしょう。
(9/24~25、10/4~5 長野県原村・八ヶ岳周辺)
この夏は暑く長く、自然界も異変が続く。きのこも例外でなく、夏のきのこがまだ残り、秋のきのこが顔を出すのが遅い。
9月のきのこ採りは前日までずっと雨が降らず地元からは絶望的との連絡が入る。それでも夜に降った雨に望みをかけて、阿弥陀岳の登山尾根を行く。ここは「田舎の学校」のきのこ講座では初めての場所で、尾根筋を登っていく。登り始めると、笹の中にハナイグチがある。もしかしたらイケルかもしれないとの期待をもって探す。夏のきのこ・タマゴダケもあり、珍しいきのこもいろいろ収穫できた。木下さん、荒野さんに鑑定してもらう。
翌日は、ペンションの庭でナラタケやサクラシメジも収穫。
10月も同じ場所に出かけ、サマツなど美味なるきのこも収穫。初心者も翌日にはハナイグチを収穫でき、それぞれお土産にもって帰る。昼食はきのこうどん、ガーリックいため。それぞれのきのこの味を楽しむ。
きのこ採りは「当るも八卦、当らぬも八卦」の世界、2回の講座とも収穫できて本当に良かった。それだから見つけたときの喜びはひとしおです。