講座レポート

NO.63冬野菜の大収穫!

-ゼロから始める家庭菜園実習 伊勢原教室-

(12/7、12/21 神奈川県伊勢原市 高梨農園)

―大収穫のダイコンは切干に―
   8月末にスタートした高梨農園の講座。土作りから始めて、ダイコン、ハクサイ、青菜など10数種類の秋冬野菜を育ててきた。9月の猛暑でダメになったり、蒔き直しをしたりで不安な幕開けだったが、11月頃から収穫が始まると、毎回、抱えきれないほどの野菜を持ち帰る豊作となった。筆頭は、ダイコン。作付面積も一番広かったが、こんなにたくさん食べきれないよ、と嬉しい悲鳴が上がる。
すると小俣さんが、切干ダイコンの作り方を教えてくれた(写真右)。まず、ダイコンを3~4枚(厚さ1~1.5cm)にスライスする。次に、スライスしたダイコンに縦に3本くらい切れ目を入れる。このとき、首の部分は切り放さず、つなげたままにしておく。この部分をクリーニングのハンガーやひもに引っ掛け、風通しのよい日陰に吊るして干す。からからになったら、出来上がり。初め太め・厚切りでも、心配無用。1週間~10日もすると、びっくりするほど縮んでカサが減る。大量のダイコンを手軽に保存するいい方法だ。
―ハクサイの管理とトンネル作り―   ハクサイも見事に結球し、ずしりと重い収穫(写真上)。年末を挟んで1ヶ月近く実習がないので、残ったハクサイは、鳥害予防と霜対策のため、ワラで軽くしばっておく(写真左下)。トンネル栽培もやってみたい、ということで、コマツナ用の畝作り。トンネルの支柱は、近くの竹林で調達。細いしの竹を切って、半円形にたわめ、覆いのビニールの骨組みにする(写真右下)。
   
―ユズもぎ―
   最後に、下のユズ畑でユズもぎをさせていただく。「霜に当るとダメになるから、たくさん取っていって」と高梨さんの嬉しいおことば。お正月用に、砂糖漬け用に、冬至のユズ風呂用にと、香り高いユズを銘々たくさん抱えて帰る。次回は年明け18日。実習のあと、新年会をやることに。落ち葉の堆肥作りも楽しみだ。