NO.61秋冬野菜の収穫・餅つき
―家庭菜園実習<応用編>―
(2003年10~12月 三鷹市中原 星野農園)
星野農園の実習では、ナスやトマト、ダイコンやキャベツなど星野さんの出荷用野菜の実習の他に、 畑の一画を使って、受講生の希望の野菜の栽培ができる。
その一つが、ゴボウ栽培。肥料の袋を利用して5月に種を播き、11月に収穫。袋をカッ ターで切り開いてみると、立派なゴボウが出てきた。袋の底を抜いたものは、地面にまで根を張っていた。掘りたてのゴボウは本当に柔らかく美味しい。
11月23日には、来年初夏収穫予定のそら豆やインゲンなどの豆類の播種。一さく鍬で耕し、マルチングをする。霜が降る前に芽を出し、冬を越すことが丈夫な豆が育つポイント。
10月も後半になると、秋冬野菜が次々と収穫でき、皆の顔に笑みがこぼれる。今年は11月が暖かく、野菜もどんどん大きくなり、値段も暴落ぎみとか。時間をかけて栽培したのに、農家の苦労を思うと悲しくなる。
12月21日は、タクアン漬けと餅つきで今年を締めくくる。 立派な臼を見るのも餅を搗くのも初めての人もいて、杵の重さにびっくり。 持ち帰り用の餅と、お昼に食べるからみ餅を作る。アンコ、きなこ、ダイコンおろし、ゴマの4種類。ほかにも栽培実習した野菜を中心にご馳走が並び、スローライフ、スローフードの楽しさを かみ締めました。
細長いゴボウも肥料袋で育てれば、掘り出しがラク。
ダイコンとホウレンソウのたねまき
初めての餅つき