NO.58育苗用の土作り
(10/11 三鷹市 石井農園)>
「家庭菜園実習基礎編」三鷹教室、後期の1回目は「土」の勉強。 ビニールハウスの脇に積んである土の山。この土は冬に落ち葉を集めて、苗を育てるための温床として用いた物で2月以降に始まるトマト、キュウリ、ナス、などの育苗に使用する。これはまた、腐葉土として大切な堆肥ともなる。畑の土は落ち葉からなっているのです!!落ち葉はクヌギ、ナラ、ケヤキなど雑木と呼ばれるものがよく、イチョウなど肉厚な葉などは不向き。昔はどの農家も堆肥に用いる雑木林を持っていた。
さて、作業はハウス内に残っている温床を運び出すこと。今年の夏まで苗床として使用した落ち葉の固まりをビニールハウスから運び出す作業にとりかかる。しっかりと踏み固められた落ち葉は、ずっしりと重い(写真上)。それを一輪車に積んで往復する作業は、けっこうハードである(写真中)。カブトムシやコガネムシの幼虫が沢山出てくる。
落ち葉だけでは栄養がないので、苗が育つための餌として米ぬかを「花咲か爺さん」よろしく撒く(写真下)。有志が暮れか正月明けに、落ち葉かきの体験に行くことになる。落ち葉から土へ、これが有機農法の原点。