講座レポート

NO.39家庭菜園実習

ヨトウムシ退治と干し柿作り
(2002年10/19 川崎市片平 片平楽農倶楽部)

吊るされるのを待つ柿たち。ヘタの茎は残してTの字にカットする
↓おそるべしヨトウムシの食欲。無残なキャベツ


   9月15日に定植したキャベツが大変なことになっていた。葉がスカスカに虫食われている。まるで、「網」だ、「レース」だ。これはヨトウムシの仕業に違いない!三浦さんが何回か竹酢液をかけてくれたそうだが、何日か留守している隙に、一気にやられたらしい。さいわい、やられているのはまだ少数で、芯も残っているから大丈夫とのこと。早速、退治にかかる。葉の間にフンがいっぱいたまっている。これだけ食べればそりゃあ…、とあきれながらも、その貪欲振りには敬服もしてしまう。根元の土をさっとひとかきすると、ぞろぞろと出てくる、出てくる!今日のところはひとまず退治したものの、まだまだ油断はならない。
   同じ日に種まきしたダイコンは、間引きをする。柔らかい間引き菜は、お浸しや炒め物にもってこい。「葉ダイコン、なかなか売ってないのよね」と、みんなホクホク。試しに掘ってみたサツマイモも、形は悪いが大きさは十分次回は、芋掘り大会になりそう。ナスやモロヘイヤなどの夏野菜の跡地には、レタス、水菜を定植する。
   畑仕事のあとは、干し柿作り。事務所のキッチンで、せっせと皮むきにいそしむ。ヘタの上の茎を、T字型に残すのがポイント。ここに、紐を通すのだ。皮むきした柿は、カビが出ないよう、特殊な液で処理する。ひとつは薄めた竹酢液に塩を混ぜたもの、もうひとつは海藻エキス”ピカ子”。後者は本来、アブラムシ退治に使われるらしい。5~6分漬け込んだら、5~6個を一組にして紐で結びつけ、できあがり。さて、美味しい干し柿はできるだろうか?お楽しみ。
   最後におまけ。柿の葉は干して、タクアンを漬けるとき一緒に入れると、甘味が出るそうです。