NO.25ダッチオーブン料理教室
(2002年3/16 三鷹・星野農園)
屋敷林の下で、ダイナミックな野外料理を楽しむ
例年になく早い桜便りの聞かれる中、今にも開きそうな蕾を見上げながら、武蔵野の面影の残る三鷹の星野農園で、ダッチオーブンの料理教室が開かれた。話題のダッチオーブンとあって、応募が殺到。急遽、定員を増やしたものの、それでもまだお断りしなければならない方たちも多く、誠に申しわけない次第だ。
指導の藤山麻美先生は、ブームになるずっと前からダッチオーブンに慣れ親しんでいるベテランだ。先生持参の鍋と、今回ご協力をいただいたコールマン社の鍋の2台で作る本日のレシピは「ウコッケイの野菜スープ」 「ナッツ入りパン・ド・カンパ-ニュ」「ローストチキン」の3品。先生から、鍋の特徴、扱い方などの説明があったあと、実習スタート。下ごしらえ班はウコッケイの羽をむしる、鳥のおなかに詰め物をする、一方、焚き火係は広い畑の真ん中に、焚き火を3ヶ所作って、熾き火作りに専念。オーブン料理だから、直火で調理するのではなく、炭の状態になったものを使うのだ。一度火にかければ、あとは放っておけるのもダッチオーブンのいいところ。水は一切入れず、まるのままのウコッケイと野菜を大胆に詰め込んだだけの鍋も、滋味豊富なスープに変身。蕾が開きかけた大きな桜の木の下に、テーブルを並べて試食会。差し入れのワインも回され、賑やかな試食会となった。
まずは、熾き火作り
スープの仕込み
こんがり焼けたチキン パンとチキンを切り分けて 早春の野外宴会