講座レポート

NO.11ハーブ畑を借りて、ハーブを知ろう

(2001年9/29 群馬県新治村)
オレガノ、ミント、ローズマリー…上手に移植して、来年も楽しみたい!
   4月の教室講義から始まったハーブの講習も、今日がいよいよ最終回。畑の片づけを兼ね、収穫と、移植できるものは堀上げるなど、忙しい一日となる。新治村は秋真っ盛りの晴天。土曜日とあって、一家総出で稲刈りをしている農家があちこちに見える。刈られた稲は、きれいにはざかけされ、これぞ日本の秋!そのものの美しい農村風景だ。
  とはいえ、そんな風景をのんびり味わっている余裕などないくらい、畑のハーブたちは旺盛に育っている。地上部は刈り取って乾燥させ移植できるものは適度に切り詰めて堀上げ挿し木で増やすものは挿し穂を作り、とそれぞれ処理の仕方を先生方に聞きながら、みんな必死で片付けていく。
  スタッフが地元の酒屋さんで調達してきた大きなダンボールに、丁寧に新聞紙でくるんだハーブたちを、ぎっしり詰めて宅配便に。
さらに、両手の大きな袋にも抱え、充実感いっぱいで帰途に着いた。明日、荷物が着いたら、植え替えという重大な仕事が待っている。ミント、ローズマリー、オレガノ、レモンバームやローマンカモミールは、うまく移植すれば来年も楽しめるはず。まだほっとできないが、次の年につながる楽しみがあるのは、なんともいえない幸福な気分である。これこそ、植物を育てる醍醐味だろうか。

  ナスタチュームは、  挿し木できる