町田里山作業日記

臨時実習:9月16日(土)午後

・苦土石灰とリンのすき込み・耕運
・ハクサイとタマネギの苗床作り
 夏野菜と違って、気温がどんどん下っていく秋冬は、定植や播種が遅れると生長が滞る。 一日遅いと収穫が一週間遅れる、とも。そこで、土作りを急ぐべく、有志で少しでも進めよう、ということになった。
 15日に、東京農大の後藤先生から診断結果をいただいた。それによると、今回の畑はPH調整、リン酸不足の改良が必要とのこと。そこで、ホームセンターでリン酸肥料を買い、前回買った苦土石灰と両方まき、耕運機をかける。先週とは直角になる方向で耕運した(写真左)。
 一方、畑の片隅で、苗床作りを試みる。苗作りはセルポットなどに播種し、徐々に鉢上げして丁寧に管理するのが確実だが、家庭菜園なら畑に直接作る方法もある。温度管理や水管理も難しいし、成功率も低い、しかもハクサイなどとうに播種時期は過ぎている(ハクサイは、蒔き時期が遅れると結球しなくなる)。それでも、駄目もとでやってみよう、経験してみよう、と。覆土には、堆肥をふるいで細かくしたものをかけ、水をやって、ベタがけシートをしっかりかけた(写真右)。毎日管理できるわけでもないし、作物にとっては過酷な条件だが、どうか少しでも、自前の苗が育って欲しい。