第19回:2007年6月10日(日)
・田植え
・キュウリとトマト誘引
・ソラマメ収穫
ついに、この日がやってきた。思い起こせば今年1月、試しに入れてみたトラクターが泥の深みにはまった時から4ヵ月半。初めは水が捌けず、整備が進むと今度は水が溜まらないというむずかしい田んぼを相手に、片平楽農倶楽部の三浦さんが重機で格闘してきた日々。当初予定の5/13を一ヶ月過ぎ、ようやく今日、田植えの運びとなった。
前日に、三浦さん(写真右端・左)、Oさん、そしてこの日のために遠路駆けつけてくれた宮城の米農家・熊井隆さん(写真右端・右)や有志の受講生たちが、最後の仕上げに、田んぼの底面の均らしをやっておいてくださった。
三日月形の棚田の2枚分に、熊井さんの”ひとめぼれ”の苗を植える(写真左から2番目)。田んぼは、上の段が約70坪、下(写真左端)が同40坪。両脇から張った紐をガイドに、30cm×30cmの間隔で植えていく。田植えは初めての人がほとんど、しかも途中から雷雨が激しくなってきた中で、尻餅つく人もほとんどなく、2時間ほどで植え終えた。植え終わった田を振り返り眺めて、感無量。雨の波紋の間に、植えたばかりの稲がちょんちょんと頭を出して並んでいる。今はまだ頼りないが、やがてがっちりと根を張り、株立ちしていくに違いない。
お昼には、Oさんのお母さんがお赤飯を作って下さる。田植えは、お祝い事なのだ。どれくらいとれるだろう?とれたお米でおむすびを握って、みんなで食べたい。害虫や天候に負けないことを祈って。
雨足がますます激しくなってきて、畑の作業はやめにする。採りごろのソラマメだけ急いで摘み取る。木酢液をかけたタイミングが良かったのか、アブラムシ被害もあまりなく、まずまずの収穫。次回は小麦の刈り取り。タマネギもジャガイモもそろそろ収穫だし、サツマイモも早く定植しないと。この時期、農作業は目白押しだ…。



