町田里山作業日記

第50回:2008年11月2日(日)

・イネの脱穀・籾すり・選別作業
・野菜畑の虫取り、ラッカセイとサツマイモ収穫
・ナス、ピーマン片付け
   稲刈りに続き、脱穀の今日も天気に恵まれた。前日の風もおさまり、直前の数日間も雨が降らず、はざ掛けのイネは、いい感じに乾燥していた。いつもより1時間早く9時には作業スタート。イネ束をおろし(写真左上)、バケツリレー式に運んで、脱穀機にかけていく(写真右上)。コンバインなら一人乗りで一気にイネ刈りから脱穀までやってしまうが、こちらは人海戦術の流れ作業。途中、ファンベルトが焼けるなどのハプニングもあり、修理の間、野菜畑の手入れ。先週の間引きのおかげで、青菜類もなんとか落ち着いた。今年はたくさん採れたナス・ピーマンも片付け。おつかれさま、感謝、です。ラッカセイ、サツマイモを収穫。いい出来です。
   お昼をはさんで、残りのイネと、少しだけ植えたもち米、夏に刈った小麦も脱穀する。脱穀の次は、籾摺りをして玄米に(写真左中)、さらに選別機にかけ、くず米をはじく(写真右中)。くず米にも鳥の餌→せんべいや醤油用と、段階がある、と宮城の熊井さん。今回も、心配して見に来てくださった。こうして最後まで残った選ばれたお米を、今日は一人2kgずつ持って帰ることに。残りは袋詰めにして(写真右下)、O家の蔵に保存。脱穀後のワラは麻ひもで束ね(写真左下)、籾殻も袋に詰めて、大事にとっておきます。野菜畑のマルチ代わりに敷いたり、籾殻燻炭にすると土壌改良剤にもなる、どちらも貴重な資源です。夕方4時半、ようやく作業終了しました。
   去年は宮城のひとめぼれ、今年は栃木のコシヒカリ。さて、食味はどんなでしょう?
もち米は、暮れか年明けに餅つきできるといいのですが。