第58回:2009年4月12日(日)
・ヒラタケ、ナメコの菌コマ打ち
・青菜類間引き、マメ類追肥と支柱作り
・エダマメ播種
・タケノコ、セリ、ノビル、ワラビ採り
春らんまん!里山は芽吹き始めた淡い緑、薄緑、常緑樹の濃い緑のグラデーションと、
とところどころサクラ類の白、ミツバツツジのピンクが混然となって、えもいわれぬ美しさだ。一年で今が一番多彩な季節。うっとり、見とれてしまう。
今日のメインは、ヒラタケとナメコの菌打ち。山に上がって、森林インストラクターのNさんたちが伐採したクヌギを、チェーンソーでその場で玉切り。1m×5本分作って、下に運び出す。ヒラタケにクヌギはあまり合わないそうだが、ベストを望んではいられない。ドリルで穴を開け、菌コマを埋め込む。Oさんがもらっておいてくれたヤマザクラのホダ木には、ナメコを打つ。こちらは相性抜群。
コマ打ち作業と平行して、畑班は、前回蒔いた青菜類のべたがけをはずし、
間引き。昨秋まいたエンドウ、ソラマメ類は、そろそろアブラムシの季節なので、支柱と虫除けをかねて、銀色のムシコンテープを張る。土が固く、支柱を立てるのに難儀した。去年は大豊作のマメ類、今年の生長は遅い。極早生のエンドウは花をつけているが、あとは草丈が伸びていない。追肥する。ソラマメは特にアブラムシがたかりやすいので、さらに不要になったCDもかけておく。既に何匹かつき始めているが、光るものが嫌いなアブラムシに果たして効き目があるかどうか・・・。木酢液もかけておく。
畑の隅には、定植用に、エダマメ(品種は湯上り娘)の苗床を作り、
播種してべたがけしておく。ネギはトウ立ちして坊主ができていたので、全部収穫。
お昼には、最後のもち米で、Oさんの母上がまたお赤飯を作ってくださる。去年、もらった苗で試しに植えてみたもち米が、9kg採れて、思いのほか楽しめた。今年も、作る予定。
午後は、ホダ木を蔵の裏の木陰に運んで、仮伏せ。ホダ木の8割がた埋まるくらいに少し地面を掘って、ホダ木を並べる。ジョウロで水をかけ、納屋にあったござをかけておく。
この季節、畑は端境期で収穫物が乏しいが、里山の恵みはいっぱい。タケノコを掘り、ノビルやワラビを摘み、田んぼではセリを採る。春の香りたっぷりの食卓が楽しみ!





