町田里山作業日記

第92回:2010年11月14日(日)

・ナス、ピーマン片づけ
・マメ類播種
・タマネギ定植
・肥培管理・トンネルかけ
・サツマイモの収穫
・ヒラタケ、ユズ、柿、銀杏採り

   バスを降りると、色づいた里山が迎えてくれた。畑もすっかり秋模様で、雑草も衰え、小ざっぱりしたものだ。秋冬の葉物たちの青い色が、低く連なっている。
   まだ残しておいたナス、ピーマンを片づける。ナスの根張りは相当なもので、簡単には抜けない。下の方の茎は固くなって、木のようだ。今年もたくさん、実をつけてくれた。脇芽を挿して根付いた半地這い状態のミニトマトも片づける。まったく、トマトの生命力には恐れ入る。ところで、バジルを片づけているとき、サイト管理人の右指に激痛が走った。イタ!と叫び、手を思い切り振り払った時、青い園芸手袋に上に4~5㎝の黄色と黒のしましまが、目の端をよぎったような気がする。たちの悪い、痛い毛虫がいるとはきいていたで、その一種かな、と思いつつ、とっさに水道に走り、刺された人差し指に水をジャージャーかけた。みんなが集まってきて、現場を探すと、「あ!スズメバチ!」。みると、なんだか弱ったような大きなハチが、畝に止まっていた。これは大変、と、すぐ近くの病院へ。幸い、ごくごく軽く、痛みもやがてなくなったのだが、今年は2度目のスズメバチ事件(1回目は9/20の竹組み作りの日)。熱中症といい、スズメバチといい、里山再生5年目の今年は、異例なことが続いた。今までとは違った注意が必要になってきたように思う。
   トラクターをかけ、畝を作ってソラマメとサヤエンドウをまく。前回まいた青菜に穴あきビニールと寒冷紗のトンネルをかけ、マメにも鳥除けにべた掛けをしておく(写真左上)。
   干し柿で一服した後、山の上へ。先にあがっていたOさんたちが野焼きをしていた。枯れ草が焼け、いい灰ができる。そのまますきこめば、いい土作りの材料になる。たき火の匂いがたちこめる中、残ったサツマイモを全部掘り上げる(写真右上)。お昼に戻ると、蔵の裏のキノコのホダ木に、ヒラタケが折り重なるようにできていた!(写真左下)やった!去年の春菌コマを打ち込み、話では秋には採れるはずだったのに、ほとんどできなかったので、あきらめかけていたのである。今回は、大きな株があちこちにできていて、期待がもてそう。よくみると、同じ時期に仕込んだナメコも少しできていた。そのほか、すっかり黄色く色づいたユズ、甘いカキ、ギンナンも採って、里山の秋の恵みがどっさり(写真右下)。今日は、帰ってからも収穫物の片づけが大変だ。でも、嬉しい悲鳴です。