第90回:2010年10月10日(日)
・イネの脱穀
・青菜類の播種
脱穀の日、今年も雨。去年同様、納屋の中で準備を始めるが、
幸い、始める前に雨がやんだので、外に場所を移す。一昨日、雨に備えて、Oさんと三浦さんがイネを納屋に運び込んでくれた。脱穀機も、バッテリーがあがっていたので、前日から充電していた。それで準備万端というわけにはいかず、一年ぶりのことで、すぐには作業にとりかかれない。記憶やメモ、写真をたよりに、機械類を設置する。
今年は早生の品種だったこと、地力が衰え、肥料不足だったこともあって、うるち米の収量は一昨年の半分、去年の2/3くらいだった。もち米も、面積を増やしたが、去年並みの収量だった。お昼には、宮城の米農家熊井さんのミルキークイーンの新米で、Oさんのお母さんがおむすびを作ってくださり、みんなでパクつく。ネバリがあって、さめてもおいしいのがミルキークイーンの魅力。
脱穀作業の合間を縫って、「通年なんでも班」メンバーは、秋の作業が大幅に遅れている野菜畑へ。ピーマン、ナスはまだまだ収穫できる。ニラは前回の収穫からわずか2週間のうちにすっかり回復し、また収穫できるまでに伸びていた。ダイコンの芽出しも順調。でも、キャベツは生長が鈍い…。ブロッコリーも、トンネルをかけているにもかかわらず、虫食われている株がいくつかある。土の中から来る虫だろう。今年は、気候のせいか、各地の畑で芯食い虫が大量に発生していると聞くし…。
遅れに遅れた青菜類のタネまき、大急ぎでホウレンソウ、シュンギク、ラディッシュ、ミズナ、コマツナなどをまく。気になっていた裏山の上の畑も、見に行く。前回見たのは8月だった。2ヶ月たって、季節も移り、さすがに雑草たちも枯れて、薄茶色の平原の中に、細々とサツマイモ、トウガンが生きていた。トウガン、たった5個だけ、収穫。やはり、厳しかったか。一時、夏草と競うように生長していた時期もあったが、手もかけてやれず、肥料もロクにやれず、それでもよくがんばってくれた。メンバー1個ずつ、お持ち帰り。次回はサツマイモも収穫の予定だが、つる上げが1回しかできなかったので、ちょっと心配…。