第89回:2010年9月26日(日)
・イネ刈り
・ミニダイコン播種
ようやく暑さも収まったと思ったら、今年は即、イネ刈りとなった。5月末に
植えた苗が早生の品種だったころもあり、いつもより2週間早い。田んぼも4年目で、経験者も増えてきたので、スムーズに進む。いつもは、宮城の米農家・熊井さんに教わったやり方で刈った稲束を束ねるのだが、今年はOさんがネットで見つけたもう少し簡単なやり方や、別のところで経験してきたメンバーのやり方など、いろいろな束ね方を試して見る。早生の品種は株立ちも少なめ。草丈短めで、同じ面積でも早く進む。上段の一枚は、一部ぬかるみでてこずるものの、午前中に刈り終わる。20日に有志で作ったはざ掛け用の竹に、刈ったイネを掛ける。大変だったけど、やはり鉄パイプより風情がいいものだ。
お昼は、Oさんの奥さん手製のおでんや、お母さんの栗入りお赤飯が並べられ、賑やかなひとときとなった。
中段はもち米で、後日取材が入ることになっているので残しておいて、午後は下段の一枚。下段は上段よりさらに株間が広く、スピードも上がる。とはいえ、直前の雨と元々の排水の鈍さで、一部沼状態だ。ぬかるみに足をとられ、長靴組は苦戦。こんな場所は、やっぱり田んぼ専用靴や地下足袋に限る。はざ掛けを終えて、恒例の記念撮影。脱穀は、10/10の予定です。
田んぼにかかりきりだが、畑も気になる。昼休みにちょこっと、畑班メンバーで様子見に。さすがに雑草は減り、畑はきっぱりしている。
前回定植したキャベツ、ブロッコリー、ハクサイもトンネル寒冷紗の中で、すくすく育っている。なにより感激したのは、ピーマンとナス。暑さから開放され、植物たちもほっと一息、元気回復したのだろうか。ナスは小ぶりだがつやつやと濃紺に光り、ピーマン、甘トウガラシはつやも大きさもなかなかだった。ニラも株が増え、たくさん収穫できた。喜んでばかりもいられない。秋冬野菜は播種時期が限られている。まだ先に延ばせる葉物は後回しにして、今日はとにかく、ダイコンを蒔いてしまいたい。幸い?というか怪我の巧妙というべきか、ほとんど芽が出なかったニンジンの黒マルチに、ダイコンを3粒ずつまく。耕運もあまりできないので、ミニダイコンを選んだ。ハクサイは、間引き。ハサミで根元から切って、一本にする。ところで、8月からほっときっぱなしの山の上の畑、サツマイモとトウガンはどうなっているだろうか??次回こそは、見に行かなくては…。