講座レポート

NO.96柿とブルーベリーの剪定実習

(2009.1.11、2/22 伊勢原市・高梨農園/小泉ナーセリー)
   冬の恒例、「果樹剪定講座」。恵泉女学園大学の小林幹夫先生の指導で、今年で5年目になります。当初伸び放題だった高梨農園の柿畑も、徐々に樹形が整ってきました。毎年参加して、同じの木を手入れし続けている方もいます。また、今年は、前日1/10の教室講義で東京農大の宮田正信先生の講義を聴いた参加者もいて、理解も深まった様子。
   剪定に欠かせないのは、なにより「観察」。360度、あらゆる角度から木を見つめ、どの枝を残し、どこを切るか。さらに、来年以降の剪定見通しも立てる。いっぺんに仕立てられないのが果樹の難しいところ。長期計画で考えることが肝心です(写真上左)。方針がかたまれば、あとは切るだけ。脚立にのぼり、のこぎり、剪定バサミで仕立てていきます(写真上右)
   2/22は、柿の仕上げ剪定と、午後から市内の「小泉ナーセリー」に移動してブルーベリーの植付けと剪定。ハーブ教室でご指導いただいている小泉美智子先生宅には、ハーブや野菜だけでなく果樹もたくさんあります。ブルーベリーは、30年ほど前、まだ日本でブームになるはるか昔に定植したものが、大株になって茂っていました(写真下右)。
   畑の空いているスペースでは、植付け方法を学ぶ。先生のデモンストレーションの後、みんなで穴を掘って新しい苗を定植。また、ポット栽培の場合の植え替え、土の種類などもお聴きしました(写真下左)。来年は今年植えたブルーベリーの剪定もできるでしょう。